PSYCH-K®(サイケー)とは何か

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ブルース・リプトン著 『思考のすごい力』 から 補遺抜粋 PSYCH-K®について

ブルース・リプトン著 『思考のすごい力』(西尾香苗/訳 PHP出版)の最終部分、補遺抜粋にPSYCH-K®についての記載があります。著書のブルース・リプトン氏は「遺伝子は単なるプログラムに過ぎず、どのプログラムを起動させるかは環境にかかっている」と述べていますが、その環境を構築するための有益な手段の一つがPSYCH-K®だと説明しています。

著者について(同書の著者紹介より)

ブルース・リプトン博士

世界的に著名なアメリカの細胞生物学者。ウィスコンシン大学医学部やスタンフォード大学医学部で教鞭を取る。これまでに何十ものテレビやラジオ番組にゲストとして招かれ、また、米国内で開かれる各種会議で基調講演者を務めている。彼の行った細胞膜に関する画期的な研究は、エピジェネティクス(epigenetics)という新しい分野の端緒を開き、彼は化学とスピリット(魂)との橋渡しをする新しい生物学のリーダーとして活躍している。

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    補 遺

 本書で明らかにされた科学によって、思考が、行動や遺伝子の活動をコントロールしていること、そして結果的に人生の展開をもコントロールしていることがはっきりした。

 意識的な育児についての第七章では、わたしたちのほとんどが、自らを枠にはめて制限を加えたり破壊したりするような思考を身に着けてしまうこと、しかもそれは避けられないことを説明した。そういった信念は、子供の時に潜在意識にダウンロードされてしまうのである。

 第七章で述べたように、心と体に関する最新の研究を利用して、潜在意識内のプログラムにアクセスして再プログラムを行う、さまざまな「エネルギー」心理学のテクニックがある。

 本書の最後に、こういったエネルギー心理学テクニックの一つであるPSYCH-K(サイケー)についてお話ししたい。わたし自らこのテクニックを体験し、これが健全で簡単、かつ効果的なものであると確信している。

 PSYCH-K®の創設者であるロブ・ウィリアムズに会ったのは1990年、とある集まりでのことだ。

 わたしたちは二人とも講演者だった。いつものように、私は公演の最後に、「思考を変えれば人生を変えられる」と述べて結論とした。当時はいつもそう締めくくっていたもので、それに対して参加者から、「まあブルース、すごいですね。でもどうやったらそうできるんですか?」という反応があるのもいつものことだった。

 当時私は、“潜在意識”が変革の過程でどれほど決定的な役割を果たしているのか、よく分かっていなかった。だから、潜在意識に働きかけるようなことはせず、肯定的思考や意志の力で否定的な行動を押さえつけようとしていた。

 だが、自分の人生を変革することについては、ほとんど成功していないのは分かっていた。また、信念を変えるというこの解決法を提案すると、会場のエネルギーが、風船がいきなり鉛になったかのように、ストンと落ちてしまうのもよく承知していた。聡明なる参加者たちも、わたしと同じように、意志の力や肯定的思考をすでに試していて、ほとんど成功していなかったようだ。

 運命の巡りあわせだったといえよう。公演を終えて席に戻ると、次の講演者は心理セラピストのロブ・ウィリアムズだった。ロブが最初に口にしたことを聞いて、聴衆は皆、身を乗り出した。ロブは「PSYCH-K®なら、長年の抑制的な信念を、ものの数分のうちに変えられる」と言った。

 ロブは次に聴衆に向かって、「誰か悩みをここで話してくれませんか」と言った。

 ある女性がそれに反応し、ロブも私も興味をひかれた。というのも恐る恐る手を挙げては下げ、また挙げるという具合で、見るからに臆病な様子だった。

 どんな問題を抱えているのかとロブが訪ねると、女性は赤面し、答えはしたものの声は聞き取れなかった。そこでロブはステージを降りて女性のところまで行き、一対一で話をしなければならなかった。問題は「人前で話すのが苦手なこと」だと聴衆に伝えたのはロブだった。

 ステージに戻るロブの後ろから、女性もおずおずと付いてくる。ロブは、彼女が抱いている恐怖について、100人近い聴衆に向かって語るように言うが、ほとんどしゃべることはできなかった。

 ロブはその女性を相手に、PSYCH-K®の変革テクニックを用いてワークを行った。十分間ほどのことだ。その後、再び、人前で話すのはどういう感じか、聴衆に向かって話してくれるように彼女に言った。

 すると、さっきと全然違っているではないか。目覚ましい変化だった。彼女は目に見えてリラックスしているだけではなく、聴衆に向かって、興奮してはいるけれども自信に満ちた声で話し始めた。皆の目はまんまるくなり、あんぐり開いた口がふさがらない。それから五分間もしゃべり続け、あまりに熱中していたために、話すのを止めて席に戻るように、ロブの側から言わなければならなかった。

 この女性は毎年開かれる集まりにいつも参加していて、わたしはそこでよく公演していたので、それから数年間にわたり、驚くべき変身の様を目撃することができた。彼女は人前で話すことに対する恐れを克服しただけではなく、集会で司会者を務めるようになり、ついには、演者として賞をもらうまでになった。彼女の人生はまさに数分間でガラッと変わったのだ。

 あの急激な変身を目の当たりにしてから十五年になるが、彼女だけではなく他の人たちも自己評価や人間関係、経済状態、健康状態を、PSYCH-K®を用いて改善している。私はこれをこの目で見てきた。

 PSYCH-K®のプロセスは簡単で直接的、かつ明確だ。

 たとえば筋肉テスト(キネシオロジー)を用いて、心/身体の接点を明らかにして見せる。このテストは、わたしがカリブで、教え子のカイロプラクターの間に合わせ診察室で経験したものと同じである。わたしはあのテストを受けることで、自己を制限する潜在意識の「ファイル」に初めてアクセスすることができたのだ。

 またPSYCH-K®では、左脳/右脳の統合テクニックを用いて急速かつ長く続く変革を起こすことをする。加えて、魂(スピリット)を変革の過程に統合している。わたしが科学の理解にスピリットを統合しているのと同様だ。

 PSYCH-K®は筋肉テストで、ロブの言う「超意識」にアクセスし、その人が口にした目標が安全で適切なものであることを確信させてくれる。身体には安全装置が組み込まれている(訳注:第七章で述べたように、潜在意識に組み込まれた事実に反する行動をしようとすると、身体が抵抗するという現象)。

 PSYCH-K®個人変革システムは、この安全装置をうまく利用する。人生を自分で掌握したい、恐れから脱して愛に抱かれたい、と思う人ならだれでも今システムを学ぶことができる。

 わたし自身、PSYCH-K®を人生で用いている。PSYCH-K®は、自らを枠にはめ、制限するような信念を取り消すのを手伝ってくれる。本書を書く際にも仕上げるのはとうてい無理だという信念を抱いていたが、PSYCH-K®のおかげでちゃんとできあがった。だから、あなたがいま手にしているこの本自体が、PSYCH-K®のもつ力を証明するものなのだ。

 わたしはロブと一緒に定期的に講演を行っている。講演の終わりに、肯定的思考や意志の力でがんばろうと呼び掛けることはもうしない。そのかわり、後は安心してロブに任せるというわけだ。

 本書は「新しい生物学(エピジェネティクス)について書いたものだが、一方、PSYCH-K®は二十一世紀、そしてさらに未来の、「新しい心理学」へと向かう道程における重要な一歩だ。PSYCH-K®について更に知りたい方は、ロブのウェブサイトwww.psych-k.comをご覧になっていただきたい。